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美容室のホームページ制作WEBマガジン信じてた…美容室集客<7つの嘘>

信じてた…美容室集客<7つの嘘>

[記事公開日]:2023.08.30. WEB集客マガジン

[最終更新日]:2023/12/04

「どうやったらお客さまが集まるだろう?」

そう思い、ネットを検索すると沢山の情報が出てきます。

私自身、情報を収集するのにネットを多く使います。
しかし、ネットの情報は玉石混合。
優れた情報と、そうではない情報があります。

美容室の集客についても、正直あまりオススメできない情報が溢れています。

今日は、そういった美容室の集客について、業界の<7つの嘘>をご紹介したいと思います。

特に、情報自体は間違っていないのに、大切な部分が抜けてしまって「結果的に集客に役立たない!」というものを集めました。
「ここを注意すれば、十分に使える情報なのに……」と私が思うことについて、【こうすればOK!】とポイントもお伝えします。

目次
1.<技術>が高ければ勝手にお客さまは集まる
2.<低価格>ならライバル店よりも有利になる
3.<ブログ>を毎日更新すれば予約が入る
4.<ポータルサイト>に載せればいい
5.<SNS>を活用して露出を増やせばいい
6.<YouTube>などの動画でアピールをすればいい
7.<ホームページ>があれば集客は安心
8.まとめ

1.<技術>が高ければ勝手にお客さまは集まる

私が接してる美容師の方は、多くが職人気質の方が多いように感じます。
カットやカラーなどのスキルを極めるのに、必要な素質なのでしょう。

全員ではありませんが、そうした職人気質の方は、「<技術>が高ければ勝手にお客さまは集まる」と考えがちです。

「良いサービスを提供すれば、口コミで広がるだろう」
「素晴らしい施術をすれば、お客さまはどんどん来るはずだ」
このように考えます。

では、一番売れている美容室=一番施術の優れた美容室でしょうか?

決してそんなことはありません。
もちろん売れている美容室には、素晴らしいサービスを提供する美容室もあるかと思います。
しかし、売れていない美容室だって、施術の腕は優れているはずです。

こうしたことから、<技術>が高ければ勝手にお客さまが集まるというのは、手放しで本当とは言えないことが分かります。

【こうすればOK!】

技術の優れた職人気質の美容師の方は、お客さまを集めるシステムについては、知識が不足する傾向にあります。
例えあなたが世界最高の技術を持っていたとしても、それを知っている人が10人しかいなければ、広めようがありません。

「自分の優れた技術を多くの人に提供するには、どうすればいいか?」
という視点を持つ必要があります。

また、技術を高めたいと思う人ほど、集客システムを作ることについては、自分の時間を割きたくないと思う傾向にあります。
その場合には自分の時間を技術を高めることに集中できるよう、集客はプロに任せる方が良いでしょう。

2.<低価格>ならライバル店よりも有利になる

「お客さまが来ない……。そうだ、それなら価格を下げてみよう」

美容室に限らず、どのような物を売るにしても、集客で困った人が最初に思いつく方法です。
しかし結論から言えば、この方法はオススメできません。

というのも、価格を下げることで新たな競争に巻き込まれてしまうからです。

その競争とは、『価格競争』です。

『価格競争』は一度巻き込まれれば、際限無く値段を下げざるを得ません。
なぜなら、低価格の美容室を探すお客さまは「もっと、もっと安く!」という形で、より安い店を探します。

価格さえ安ければ良いので、あなたのお店である必要がありません。

お客さまを振り向かせようと思い、ライバル店はあなたのお店よりさらに値段を下げてきます。
あなたもそれに対抗し、もっと価格を下げなければなりません。

また、価格は一度下げてしまうと、上げることが大変です。
値段を変えることは、慎重にやりましょう。

【こうすればOK!】

価格を下げれば、一時的にお客さまは集まるかもしれません。
しかし、長期的に考えれば、あなたのお店に損をもたらします。

あなたのお店の価値を再度認識し、他の美容室との違いを考えてみてください。
もしも違いが無ければ、作れば良いだけです。

お店のコンセプトや、得意なスタイルなど。
他の美容室とは違う点が、必ずあるはずです。

自分で考えるのが苦手な場合は、お客さまに聞いてみるのも手です。

「どうしてうちのお店を選んでくれたのですか?」とアンケートを取ってみると良いでしょう。
思ってもみない、あなたの美容室の魅力が分かるかもしれません。

3.<ブログ>を毎日更新すれば予約が入る

ブログは基本的に無料で作ることができるので、そこから集客できれば嬉しいですよね。

「毎日更新すれば、見に来てくれる頻度が高まるはず!」と気合を入れて、頑張って毎日ブログを更新しているお店もあります。

しかし私からすれば、そのほとんどは無駄な作業です。
というも、ブログの内容がお客さまの読みたいものとは違うからです。

毎日更新している美容室は、ブログの内容が「日記」だったり「スタッフのつぶやき」だったりします。

これは決して、そのブログを読む人が求める内容ではありません。
スタッフの熱烈なファンはそうかもしれませんが、そういった人は少ないでしょう。

結論から言えば、美容室のブログに求めるものは「美容の知識」です。

どのようなスタイルが今のトレンドなのか?
日々のブローはどうすれば上手にできるのか?

こういった悩みについて、プロの視点からアドバイスがみんな欲しいのです。

そうした知識の詳しい人に、誰でも施術をして欲しいと思います。
逆にいえば、こうした知識を提供しさえすれば、毎日更新する必要もありません。

【こうすればOK!】

毎日更新しなくても良いので、「美容の知識」をブログに書きましょう。
また、撮影したモデルさんのカットやカラー、パーマの写真を施術例の「ヘアカタログ」として掲載しましょう。
「こんな風に施術してもらいたい!」という写真を載せるのです。

「日記」や「スタッフのつぶやき」も、たまにであれば問題ありません。

ブログはそれを読んだ人が「ここの美容室はすごい」「なんて知識が豊富なんだろう」「ぜひ行ってみたい」と思える内容にしましょう。

4.<ポータルサイト>に載せればいい

Hot Pepper Beauty(ホットペッパービューティー)や楽天ビューティーなど。
クーポンを発行して集客を促す、いわゆるポータルサイト。
掲載費用を月々支払うことによって、新規客をもたらしてくれます。

しかしこのポータルサイト、高額なプランほど集客しやすいシステムのため、広告費用がかかりがちです。
また、クーポンによる安さで来店につなげるため、リピートにつながりにくいという難点もあります。

結果として、リピートはしないけど一定の新規客をもたらしてくれる……
そのため、ポータルサイトへの掲載をやめるにやめられないという状況が続いてしまいます。

広告費用や専用の予約フリーダイヤルの利用料金などがかかってしまい、なかなか売り上げが上げられないという声も。

ポータルサイトに依存した集客では、あなたの思い描いていた美容室経営は難しいでしょう。

「この美容室だからいい!」という、ポータルサイト以外の集客方法を構築する必要があります。

【こうすればOK!】

上でも書いたように、ポータルサイト以外の集客方法を用意する必要があります。
ポータルサイト以外での集客数が増えることにより、広告費用を減らして安定した経営を目指すことができます。
他での集客数が伸びれば、ポータルサイトをやめることもできるでしょう。

例えば先ほど挙げたブログも、正しい方法で記事を書けば十分に集客に役立ちます。

どのような方法でも良いので、まずは集客できるチャンネルを増やすことを考えてみましょう。
そうでなければ、もしも掲載費用が高騰したときに、ポータルサイト運営会社の思うツボとなってしまいます。

もしもポータルサイトで安定した集客をしたければ、一度来店してくれたお客さまが、何度もリピートしてくれる仕組みを作ればOKです。
そうすれば、徐々にリピート客の割合が増えて、広告費を減らしていくことができます。

5.<SNS>を活用して露出を増やせばいい

FacebookやTwitter、Instagramなど……。
ブログと同様に、基本的に無料で使える集客方法になります。
情報をどんどんと発信することで、お客さま候補となる人に、あなたの美容室を見つけてもらうことができるでしょう。

これらの媒体を活用することに、私は賛成です。
しかし、これだけでは集客するのは難しいでしょう。

というのも、FacebookやTwitterに載せられる情報には、限りがあります。
文字数や画像の枚数の制限もありますし、利用目的も「いいお店ないかな」と美容室を探すためではありません。
お互いに知っている友達や有名人との交流のために、SNSは使います。
つまりどちらかといえば、「まったく知らない誰かを知るため」よりも、「既に知っている人をより知るため」にSNSは使うのです。
あなた自身、まったく知らないお店をフォローしたり友達申請することは、きっとないはずです。

ですので、新規客獲得というよりも、リピート客を獲得するためにSNSは活用すると良いでしょう。

【こうすればOK!】

SNS自体は、可能性を秘めた媒体でもあります。
例えばTwitterは文字数が少ない代わりに、気軽に情報を配信できます。

「本日夜、予約に空きがあります!」

こういったつぶやきは、Twitterならではです。
リアルタイムの情報を重視する媒体だからこそ、活きる情報でもあります。
これをブログでやると、見てくれる人も少なくなってしまうでしょう。

SNSは媒体に合った活用をすれば、十分に集客に役立ってくれるはずです。

6.<YouTube>などの動画でアピールをすればいい

動画や写真や文章よりも、沢山の情報を含んでくれます。
音声によりリアルな感じも伝わりますし、YouTubeでは気軽に誰でも動画を投稿できます。

しかしこうした動画もまた、SNSと同様にこれだけでは集客に結びつきません。

「動画を見た人が、どうすれば美容室を予約してくれるのか?」まで考えましょう。

動画の内容はブログと同じように、ヘアアレンジやちょっとしたブローのテクニックなど、美容に役立つ知識を配信します。
概要欄にお店のホームページの情報を記載するなど、必ず予約導線は設けましょう。
「この動画を作った人たちは、どんなお店で働いているんだろう?」という動画を見た人の疑問に、答えられるようにするのです。

そういった意味で、動画を見た後に予約をしやすいようなシステムを作っておく必要があります。

【こうすればOK!】

美容室は基本的に、地域密着型ビジネス。
その地域に住む人が、あなたの美容室の動画を見てくれなければ意味がありません。
例えば北海道に住む人が、東京の美容室の動画を見たからと言って「このお店に行こう!」とは思わないでしょう。

ブログにYouTubeの動画を貼り、文章だけでなく動画による施術のアピールをするなど。
他の方法と組み合わせることで、動画は効果をより発揮します。

単体で集客ができるとは、思わないようにしましょう。

7.<ホームページ>があれば集客は安心

私たちはホームページ制作サービスを提供しています。
しかし私は、「<ホームページ>があれば集客は安心」とは言いません。
というのも、間違った考えにもとづいて作れられたホームページが、あまりに世の中には多いからです。

例えばあなたのホームページからは、施術の予約が毎月入っているでしょうか?
まったくホームページからお客さまの反応がない場合、そのホームページは集客に役立っていないと言えます。

これはホームページを作る際に、制作会社が集客をそこから行うという視点を持っていなかったからです。
ホームページと美容室の予約システムが連動していなかったり、訪れた人が「この美容室は他と違う!」と思わせるコンテンツが無い可能性があります。

ホームページは、ただ作ればいいというものではありません。
そこにお客様を惹きつけるコンテンツが無ければ、意味がありません。

【こうすればOK!】

ホームページからの集客が得意な、制作会社を探してみましょう。
すでにホームページを持っているお店は、リニューアルを考えてみると良いと思います。

制作実績をチェックしたり担当者と話をすることで、「これならうちもホームページで集客できるかも?」と思えば、その会社に依頼をすると良いと思います。

その際、制作費用の安さよりも、どれだけあなたのお店に利益をもたらしてくれそうかを考えてください。
どれだけ安い費用でホームページを作れたとしても、お客さまからの予約が入らなければ、意味がないからです。
極端に言えば、100万円のホームページ制作費用がかかったとしても、その10倍の利益をあなたのお店にもたらしてくれれば、OKでしょう。

8.まとめ

いかがでしたか?
ネットは簡単に情報を収集できますが、その情報を有効活用するためにはコツがいります。

ひとつのコツとしては、複数のサイトを参考にすること。
できれば正反対の意見を言っているサイトを見ることです。

「Twitterがいい」と言っているサイトを見たら「Twitterはダメ」と言っているサイトを見ます。
そうすることで、自分の中で考えにバランスが取れるからです。

メリットとデメリットの両方を考慮して、自分に合った集客方法を取りましょう。

例えば私たちのホームページ制作による集客は、すぐすぐ結果が出るものではありません。
「今月中にお客さまを10人増やしたい!」という、焦っている人には向かないのです。

数ヶ月後まで見据えた、長期的に安定した美容室の集客を目指す方に、ホームページによる集客は向いています。

ひとつの情報を鵜呑みにして、損をしないようにしましょう。

この記事を書いている人

河合良介いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。SALON CONCIERGEの河合と申します。
株式会社サロンコンシェルジュのゼネラルマネージャー
サロン専用集客支援システム「サロンコンシェルジュ」開発者
1987年11月生まれの東京都清瀬市の出身。うさぎ年のAB型。